こんにちは。

先日、栃木県総合文化センターで開催された佐藤初女さんの講演会に
行ってきました!

佐藤初女さんは青森県岩木山の山麓に「森のイスキア」という悩みや問題を
抱え込んだ人たちを受け入れ、痛みを分かち合う癒しの場を主宰しています。
(wikipediaより)

全国、そして世界でも活躍をされている佐藤初女さんのことは
ご存知の方も多いはず。
90歳を超えてもなおお元気で、地方に足を運んでくださる初女さんに
お会いできる貴重な機会。
ちょうど行ける日だったので講演会に伺うことができました!

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初女さんの著書の中におむすびをタオルに包んで青年に渡す話があり、
その話がとても素晴らしかったんですね。
そして、タオルにおむすびを包む、など考えたこともなかった私には
とても衝撃的な話でもありました。

その影響を受けて、今、おむすびの作り方は初女さん風(あこまでもまねっこです)。
できあがったおむすびはリネンに包んでおりますが、
こちらも余計な水分をとってくれていい感じに保てます。

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何時間にも渡る講演会、しっかりとした声で話される初女さん、
ただただ、すごいなぁ、という言葉しか出てきません。
私たちは「食べることで生かされている」「食材はイノチ」。
「面倒なことは成長になる」
「美味しくないと栄養にならない」

一言一言に真実が含まれていると感じます。

そしてね、とても強く印象に残ったのは
「調理をする姿勢」は「その人の生き方そのもの」という言葉。

近年の日本は「手間をかけず」「安く」とかそんな方向ばかりに
いきがちです。

でも、調理そのものが自分自身そのもと繋がっているのなら、
私はこれからもコトコト1時間出汁をとって、ゆっくり浸水させた玄米を
炊いて、旬のお野菜を使ったお料理を出していきたい。

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この日は旦那も一緒に講演会に行ってくれました^^
私が日々やっていることは大切なことなのだと、気がついてくれたみたい。

炊飯器でご飯をたかなくなってどのくらいたつかしら。
電子レンジを使わなくなって、、、何年かな?2年経っただろうか。
まだそんなもんか~。
出来合いのものやレトルト、冷凍食品は昔から使わなかったので(ほぼ)、
「ゼロ」にすることは苦ではなかったですね。

やりはじめればけっこうできちゃうものです。
あっため直しは蒸すかもう一度鍋に入れるか、とかでいいしね。

洗い物、増える!って言われちゃいそうだけど、
美味しく食べるにはやっぱりこれが一番なのです。

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初女さんはイスキアでいろいろな人の悩みに向き合っていますが、
「人のことと思わずに自分のことと思って話を聞く」というように
しているのだそうです。
そして、
「こたえてあげたい」と思うことが自分自身の負担になると。

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講演会後半の「わかちあい」の時間。
参加者からの質問の用紙を一枚一枚読みあげてくれます。
質疑応答じゃなく「わかちあい」。
この場にいるみんなと一緒に考える、ということかな。

読み上げることが受け入れることにもなっているのだと思います。

全ての質問を読み上げていましたと思います。
すごいなぁ。

「ご飯が美味しくないとおかずも美味しくない」
「おむすびはご飯をおいしく炊くと美味しくできる」
「ご飯が美味しいと思えないなら、なぜ美味しいと思えないのか考える」

本当に素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
ひとつひとつの言葉にしっかりとした軸が通っているのが伝わってきます。

あ!そうそう!
初女さんの講演会のあとから、おむすびの結び方を三角から丸に変えました。
あはは、影響受けやすいかな?でも丸もかわいいね。

また講演会があったらお伺いしたいです^^


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